風水の方角と色の真実・そのラッキーカラー大丈夫?運気上がります?
こんにちは!大阪・京都の伝統風水師 小林蔵道です。伝統風水師として長年活動する中で、方角と色の質問を頻繁に頂きます。
- 北の方角の色は何色ですか?
- 南の方角のラッキーカラーは何色ですか?
- 東にあるトイレの色は何色?
そこでこの記事では方角と色の関係やラッキーカラーの真実、財布の色の選び方など、皆さんが気になることをできるだけまとめました。
私の仕事は、中国古典に記された本物の風水を、運気上昇や幸せを願うご家庭や企業様に提供することですからブログには真実を書いています。
ひょっとしたらちょっと意外な話しもあるかもしれませんが、ぜひ最後まで読んでくださいね。

伝統風水師 小林蔵道
年間300人程度の伝統風水、伝統四柱推命鑑定をこなす。
個人・法人を問わず、命術、相術、卜術、仙術を使いこなし、『幸せな人生・成長する経営』を作るお手伝いをしています。(伝統風水鑑定のご相談はこちら)
風水の方角(方位)と色の関係

風水では方位と色を関係づけて、鑑定や施術(風水を整えて運気を向上・改善)することはめずらしくありません。風水において方角も色もとても大切なものなんですね。
さてさっそくですが、方位毎に決められた色があるのかどうか、この点から解説していきましょう。
方角ごとに決められた色
風水に基づいて考えた場合、どの方角がどの色か・・・・・・というのは、実はそんなに簡単な話ではないんです。
でも皆さんに少しでも伝えられるように、方角ごと配置する色として定位の色という考え方を解説します。
後天八卦から考える「定位の色」
後天八卦は中国古典の「洛書(らくしょ)」から作られた八卦図で、方位や季節を表したものです。ちなみに古代中国の洛水という河から出現した、神亀の甲羅に描かれた模様と言われています。
この後天八卦が表す、方位に対応する五行の色を配置したものを「定位の色」と言います。
- 北(水)・・・・・・黒・玄
- 北西(金)・・・・・・白
- 西(金)・・・・・・白
- 南西(土)・・・・・・茶・黄
- 南(火)・・・・・・赤
- 南東(木)・・・・・・青・緑
- 東(木)・・・・・・青・緑
- 北東(土)・・・・・・茶・黄

こういうのは風水カラーを解説するサイトや書籍でよく見かけますね。例えば「定位として、南に五行の火、赤やピンクが来るので、南に赤を設置する」みたいな使い方です。
ちなみに五行とは、伝統風水の基本となる陰陽五行思想にある「木・火・土・金・水」のことで、それぞれ色が割り当てられています。詳しくはこちらの記事で解説しているので、ぜひ読んでみてください。
風水的な方角の測り方と考え方

まず大切な考え方として、風水では用途や調べたい吉凶によって方位を使い分けます。しかしこれがとても難しいんです。
そのため伝統風水師としては正直なところ、
多くの人が開運のために方角や色のことを気にしているけど大丈夫かな・・・・・・。みんな八方位ばかり使うけど、間違った使い方をしていないかな・・・・・・。と思うこともしばしばです。また正しい使い方は難しすぎて、とてもじゃないのですがブログには書ききれません。とても心配ですし、モヤモヤしますね。
そして家の方角を測る場合、次の2つの方角があります。
- 建物から見た方位(方角)
- 建物そのものの方位(方角)
それぞれ測り方も違いますし、正しく測るには専門的な知識が必要です。
この家の方角を測ることに関して、最近セカンドオピニオンとしての風水鑑定が増えています。
実際、現地に赴くと「家の正面の取り方を誤っていた」ために、建物の方角がほぼ90度ずれていたなんてこともあるんです。
風水師でも間違いますから、ご自身で家の方位を測るのはおすすめできません。
ちなみにYouTubeでは無料相談会も実施しています。こちらの記事に詳しく解説しているので、ご自宅の風水が気になる方はぜひ相談に来てください。
建物によって方角の色は違います!

建物の方角(方位)を測ることも難しいのですが、さらに建物ごとに方角の色も異なります。
これは玄空飛星派風水(フライングスター風水)と呼ばれる風水に基づいた考え方です。とても信憑性が高い風水で、もちろん世界中で使われていますし、私も頻繁に使います。
この玄空飛星派風水では、建物が建てられたタイミング(築年)によって建物に配置されるエネルギーは異なると考えます。
エネルギーの配置が違えば、風水的にはまったく違う建物です。だから配置されるべき色は全然違うことになるんですね。
あの人の家では、西に黄色かも知れませんが、あなたの家では西に赤かも知れません・・・・・・。
風水的な方角の色は本当にラッキーカラーなの?

ここまで風水的な方角の色を解説してきましたが、あなたが気にしている色は本当にラッキーカラーなのでしょうか?
続けて風水的な方角の色、ラッキーカラーについて考えてみましょう。
方角の色はラッキーカラーじゃありません・・・・・・。
建物の風水を考える場合に最もよく使われる玄空飛星派風水では、建物がいつ建物が建てられたのかによって建物に配置されるエネルギーが変わります。
そしてエネルギーの配置が違えば、建物の方角の色も変わります。
このエネルギー配置は216種類もありますから、ラッキーカラーは建物によって全然違うということなんですね。
だから方角の色をラッキーカラーにするのは、かなり無理があるんです・・・・・・。
私としては「ラッキーカラーだと思っていたのに実は配置すべきではない色だった!」という事態は避けて欲しいです。
たかがラッキーカラーと思わず、建物の風水や部屋を活用した開運、運気上昇を考える場合は、ぜひ経験と知識が豊富な風水師に鑑定を依頼して下さい。
私も建物の賃貸・新築・中古物件問わず、玄空飛星派風水とその他の風水を組み合わせて鑑定や風水施術などに対応しています。気になる方はお気軽にお問い合わせください。YouTubeでは無料相談会も実施しています。
ラッキーカラーの財布より赤い財布がよいこともあるんですよ
財布のラッキーカラーの話しになると「赤い財布はヤバい」といったことをよく耳にします。
また今年のラッキーカラー、季節のラッキーカラーで財布を選ぶ方もいらっしゃるはずです。
もちろんラッキーカラーを身につけることで気分が上がり、お金を大切にできるようになれば良いのですが、なかなかそういうわけにはいかないのではないでしょうか。
行動が変わらないと運気は上がりませんし、そもそも気分が上がった時に感じられる開運効果は単なるプラシーボ効果で、数ヶ月で効果は無くなります。すぐにいつもの収入と支出に戻ってしまうんですね。
そして何より、赤い財布が向いている方もいます。四柱推命的に考えるラッキーカラーとして「財布には赤が良い」という方はたくさんいるんですよ。
ですから方角や毎年のラッキーカラーより赤い財布のほうが運気に良い影響を与えるのは十分にあり得ることです。
運気の上がる部屋の真実

風水的なラッキーカラーを使って運気を上げるのも良いのですが、色よりも家具(インテリアやベッド机、観葉植物など)の配置のほうが大切です。
ラッキーカラーのアイテムを揃えるよりずっと効果的ですから、ぜひ家具の配置を見直してください。
またこちらの記事では、家の中や部屋全般の家具、観葉植物などの配置について解説しています。気になる方は読んでみてくださいね。
ではここから、風水師としてよく質問されることについて解説しています。
勉強机の配置とカーテンの色は?
勉強机の配置や勉強部屋のカーテンの色はどうするべきか、というのもよく頂く質問です。
結論からお伝えすると次の3つが大切です。
- 勉強机の配置に方角(方位)は意味がありません
- 方角を確認するのは建物全体から勉強部屋を決める時です
- カーテンの色はできるだけ落ち着いた色がおすすめです
まず、方位は建物内全体の気の種類を司っています。ですからそもそも机がどっちを向いているかという考え方をするものではありません。
むしろ勉強机よりも勉強部屋を決める時にこそ、方位を気にするべきです。
また勉強部屋のカーテンの色はできるだけ落ち着いた色がおすすめです。できれば遮光カーテンが良いでしょう。
勉強部屋は集中する場所、つまり陰陽の「陰」の空間です。しかし光は「陽」ですから、遮光カーテンを使うのが望ましいです。
また色も派手なものではなく落ち着いた色として、勉強部屋には「陽」となる時計、オーディオ、テレビ、パソコンなど、動きや音の出るものは適していません。
勉強机は方角(方位)より配置!
風水は方位よりも周りの環境のほうが影響が強いとされています。
そのため勉強机の向きや勉強部屋の位置よりも、勉強机に座った時に入り口に背を向けていたり、窓を向いていたりすると勉強に集中できない、疲れやすいなどネガティブな影響が出てきます。
勉強机が気になる方は、まず机の配置から見直してください。
ワンルームの運気の整え方は?
ワンルームの運気を整えるには、最初に部屋の目的・風水的な施術の目的をしっかり1つに定めることが大切です。
使い勝手や誰かが来た時に使えるようになど、目的を複数作ってしまうのはよくありません。
風水では部屋に目的を設定して、目的に合う部屋作りを進めます。
例えば寝室なら時計やパソコン、オーディオなど動きのあるものや音の出るものは置かないということですね。
心が疲れているなら休息に適した風水にする、仕事がメインなら部屋を仕事に適した風水とするのが基本です。
風水の色を使ったトイレの改善法
トイレの風水改善や運気向上のためにトイレの色、スリッパやペーパーホルダーカバーなどを気にするのは、あまりおすすめできません。
色よりもむしろ、きれいに清潔に保つことを吉としているので、普通の頻度でトイレを掃除しておくほうが何倍も大切です。
風水では部屋の滞在時間によって、部屋から受ける影響の度合いが変わります。
トイレには長くてもせいぜい1日30分程度ですから、トイレから受ける影響はほぼないと考えてください。
ただしトイレに関しては、トイレの位置は重要視されます。
どんな位置が良いのかは、ものすごく専門的な話となりますから、新築や改築の際に専門の風水師に相談して下さい。
玄関マットの色や素材・柄の選び方で運気は上がる?
風水的に考えると、玄関マットの色は住む人に影響を与えています。ただし玄関マットを含めた玄関に配置すべき色は建物によってバラバラです。
というのも建物の築年や向き、建物の太極といった情報を元に玄空飛星派風水を使って玄関に配置されるエネルギーを見極めないと、おすすめできる玄関マットの色は誰にも分からないんですね。
さらに、玄関の位置が玄空飛星派風水で吉となる方位であれば、そのエネルギーを強める色の玄関マットを選ぶべきですし、凶であれば弱める色が必要です。
玄関に限らず、建物全体のエネルギー配置を含めた風水鑑定を実施しています。気になることがある方は、お気軽にお問い合わせくださいね。
毎年の運の流れで決まる方角の色

毎年の運の流れについては色々な考え方があり、その1つが玄空学で使われる紫白流年という暦を元にして考える方角に対する色です。
この考え方では、時間が過ぎるとともにエネルギーが移動するとしています。もちろんエネルギーが移動すれば、方角に対する色も変わります。
2021年はこんな色でした
下の表は2021年の紫白流年の方位に対する色です。
方位:南東 八卦:なし 数字:5 五行:土 色 :茶・黄 | 方位:南 八卦:坎 数字:1 五行:水 色 :黒・玄 | 方位:南西 八卦:震 数字:3 五行:木 色 :青・緑 |
方位:東 八卦:巽 数字:4 五行:木 色 :青・緑 | 方位:中央 八卦:乾 数字:6 五行:金 色 :白 | 方位:西 八卦:艮 数字:8 五行:土 色 :茶・黄 |
方位:北東 八卦:離 数字:9 五行:火 色 :赤・ピンク | 方位:北 八卦:坤 数字:2 五行:土 色 :茶・黄 | 方位:北西 八卦:兌 数字:7 五行:金 色 :白 |
ただあくまでも方位の五行にあてはまる色を配置しただけですから、これをラッキーカラーとして「北に黄色の置物を置こう」と考えるのは、風水的にはかなり無理があります。
正しく風水カラーを使おうとするならば、玄空飛星派を使った建物の方位の色や紫白流年の方位カラーの2つをせめて活用するべきです。
風水の色や方位、方角についてよくある質問
ここでは風水の色や方位、方角についてよくある質問に回答します。
風水的な方角の色はラッキーカラーですか?
方角の色はラッキーカラーとは呼べません。建物であれば築年数によって方角の色は異なりますし、その方角の使い方によってラッキーかラッキーではないかも変わります。
方角の色をラッキーカラーと捉えるのは無理があります。
勉強机の配置はどうしたらよいですか?
勉強机の配置に方角(方位)は意味はほとんどないと考えてください。むしろ勉強部屋を建物内のどの部屋に配置するかが大切です。
勉強部屋のカーテンの色は何色が良いですか?
勉強部屋は集中する場所、つまり陰陽で考えると「陰」の空間です。そのため落ち着いた色のカーテンが良いです。
また「陰」を意識するため陽となる光を遮る遮光カーテンを使うのが望ましいです。
色を活用した風水・運気向上は経験豊富な風水師に相談してください

風水では色は住む人に対して確実に何らかの影響を与えていると考えます。
しかし建物の方角や方位は決して単純なものではありません。この記事でも触れた玄空飛星派風水だけでなく、目的や用途に応じた風水と方位盤(羅盤)を使って方位を読み解きます。
また方位の取り方(測り方)を間違えてしまう風水師もいるほど、方位を正しく測るのは難しいことです。
だからこそ、色を活用した風水施術や風水による運気向上は経験豊富な風水師に相談してくださいね。
私は伝統風水師として、セカンドオピニオン的な鑑定も受けています。ご自宅や事務所の風水鑑定で、気になることがある方はお気軽にお問い合わせください。

伝統風水師 小林蔵道
東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。
京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のためのプログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。
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プロフィール

伝統風水師 小林蔵道
東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。
京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のための和風水プログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。