【伝統風水】勉強机の配置は?~真実の風水で優先順位を決める!~
こんにちは!
大阪・京都の伝統風水師 小林蔵道です。
【勉強机の配置は?】
風水本やWEBサイト…様々な事が言われていますね。
- 方位が大切だ!
- 命卦を優先させるべき!
- カーテンの色が重要!
- 勉強机の配置や向きが大切!
全てを真に受けると、勉強机の置き場が無くなっちゃいませんか?
結果的に
『風水は実用的では無い!』
『実生活の上で、風水は守れない!』
なんて事になる訳です。
一度は、私自身も、そんな風になった経験がありますので、よくわかります(笑)。
今日は、そんな読者様の悩みを解決します!
机を向ける方位は?
最も、皆さんが気になっている事かもしれません。
机を向ける方位=理気風水
周辺の環境を配慮した配置=巒頭風水
つまり、向き(方位)を考える風水と、周辺の環境を考える風水は、基本的な考えが異なった別の風水術になります。
どちらの風水が大切か?と聞かれると、どちらも大切というのが答えなのですが、ここで大切な事をお話しておきます。
理気風水30%>巒頭風水70%と言われているのです。
つまり、巒頭の方が、圧倒的に影響力が強く、理気は影響力が弱い!
ですので、私たち伝統風水師は
①周辺の環境
②方位
という優先順位で考えます。
ですので、勉強部屋の位置を決めるのに、理気風水は有効ですが、勉強机の向きを決めるの時は、あくまでも周辺の環境を整えた上で、方位を決めるようにしましょう。
八宅派の机の方位
八宅派の場合、宅卦を基準に考えるのが望ましいです。
どうしても合わない場合は、命卦を使うようにしましょう。
『生気』が最も吉。
生気➡天医➡延年➡伏位の順に考えていきましょう。
八宅派については、下記の記事を参照してください。
玄空飛星派(フライングスター)の机の方位
八宅派に比べると、難易度が高く、建物の方位も地盤二十四座山という二十四分割方位を使用します。
また、建物の築年や隣り合うエネルギー(飛星)の関係も、見なくてはいけません。
ですので、取り扱いには十分な知識と経験が必要になります。
ですが、八宅派と比べると、信憑性も影響力も、段違いの技法です。
その分、間違った鑑定をすると、人の命に関わる事も…(大げさじゃない)
ですので、使用できる九星(飛星)のみをお伝えしておきます。
2024年まで
八白土星、九紫火星、一白水星
2024年以降
九紫火星、一白水星、(▲二黒土星)
となります。
【八白土星の意味】
文才や富貴を得る方位。
【九紫火星の意味】
文才や健康を得る方位。
【一白水星の意味】
文才によって貴を発する方位。
とされています。
勉強机の目的を考える!
伝統風水は、人間の目的と自然の摂理を融合させる、古人の智慧です。
まずは、勉強机の目的をしっかりと持ちましょう。
今回、お話しするのは『一般的な勉強机』と思って下さい。
知識を入れる成績アップや受験勉強などを目的と考えます。
重要ポイント1 配置が重要!
風水は、大きく分ける『巒頭風水』と『理気風水』2つに分類する事が出来ます。
上記の記事では『巒頭風水』、地形の影響について説明していますが、ここでもう一つ重要な『内家巒頭』について、ご説明します。
『巒頭風水』は、『目に見える物の影響を受ける』と考えられています。
宅外はもちろんなのですが、宅内の見える物からも、人間は目に見えない影響を受けています。
心理学で有名な『割れ窓理論』も、巒頭風水の一つです。
割れ窓理論とは
アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考案した。「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、心が荒み他の犯罪も増える現象の事。
ですので、勉強机の配置は、内家巒頭を基準に配置するべきです。
余談ですが、巒頭と理気の人に対する影響力は、巒頭7:理気3と言われています。
勉強机の配置 入口に背を向けない!
勉強机を配置する時、入口に背を向けてはいけません。
勉強に集中する事が求められているのに、背面に入口があると、人間は本能で『侵入者』を警戒します。
見えない場所から、侵入者が来るかもしれない…そんな状態で勉強したとしても集中できるはずがありませんよね。
本能は、無意識に働く優れものですが、働いて欲しくない時にも働いちゃうんですね。
勉強机に向かった時に、入口が見えるように配置しましょう!
勉強机の配置 壁に向かって座る!
視界に入る物の数が、多ければ多いほど集中力は散漫になってしまいます。
極端な話ですが、視界に入るのは、出入り口のみ!
本棚やポスターも、集中を邪魔するものになります。
勉強机に限っては、壁に向かって座る事をお勧めします。
鏡(姿見)に自分が映るのはNG!
鏡は、光を反射する陽気の象徴。
自分が動けば、鏡の中の自分も動きます。(当然ですが笑)
勉強する!という事を考えると、風水的にもよくありません。
鏡がある時は、布で被うなどの工夫をしよう!
尖った物を上に向けて置かない!
学習机の周辺に、尖ったものが置いているのは、良くありません。
尖ったものというのは『火』の五行を表します。
視覚要素で、火のエネルギーが強まる事によって、移り気が激しくなってしまいます。
写真は、サボテンですが、鉛筆やボールペンが立てられているのも、同じ状態になります。
尖ったものは、見えない場所に片付ける!
風水では、下記のアイテムを設置する事で、集中力がアップすると言われています。
必要な物以外は片付ける!
必要なもの以外が、机上に散らばっている状態。
『明堂雑乱』と言いますが、集中力を書いてしまう原因になります。
写真の中では、国語辞典と参考書ですが、算数の勉強をするのに、国語辞典は必要ありません。
今、勉強している内容の物以外は、関係の無い物と考えましょう!
今、勉強している事に集中する環境!
勉強部屋の位置は方位が重要!
勉強机の配置を考える時に、方位を気にされる方がいますが、あまり理にかなっていません。
方位というのは、空間全体の気の種類ですから、どっちを向いている…という考え方はしないのです。
ですので、勉強部屋の位置を決める時は、方位を重要視します。
また、勉強部屋の位置を決めるのに、命卦を気にする方もいますが、これもあまり理にかなっていません。
命卦は、その空間の影響を受けやすいか受けにくいかですので、凶方位で命卦が合っていると凶の影響を強く受けるとも考える事が出来ます。
したがって、勉強部屋を決めるのに、命卦を使うのはおかしいのです。
勉強部屋を決める時は『玄空飛星派(フライングスター)』を基準にするのが良いでしょうね。(ちなみに写真の方位盤は玄空六法です笑)
勉強机の配置に方位は意味無し!
建物全体から、勉強部屋を決める時は方位を確認!
勉強部屋のカーテンの色は?
勉強部屋に、窓がある場合は、遮光カーテンは必須になります。
光は、陽気です。
陽気は、集中力の妨げになりますので、出来るだけ排除した方が良いです。
また、光以外の陽気は
- 動きのあるもの(時計、水槽、電化製品)
- 音の出るもの(時計、オーディオ、テレビ、パソコン)
などは、勉強部屋に適していません。
これらの事を考えると、おのずと『カーテンの色』が決まってきますね。
○○色が吉!
という訳では無く
出来るだけ、落ち着いたシックな色にするのが良いでしょう。
カーテンの色は、落ち着いたシックな色にしよう!
まとめ
方位(理気)を気にするのは『勉強部屋』。
部屋が決まれば、勉強机の配置は『内家巒頭』を考えるようにしましょう。
全ての条件を同レベルに考えると、当然のように実践する事が出来なくなるでしょう。
ですが、しっかりと優先順位を明確にすれば、今ある現状を最大限に活用する事が出来るはずです。
【伝統風水師の一言】
子供でも、大人でも、集中力は個性です。
火の五行が強い人は、集中力が散漫な傾向にありますが、逆にいうと、注意力が高く、あらゆる所に興味が持てるという事です。
個性を大切に、勉強する環境を作ってあげてくださいね。
伝統風水師 小林蔵道
東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。
京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のためのプログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。
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プロフィール
伝統風水師 小林蔵道
東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。
京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のための和風水プログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。