神社仏閣の伝統風水鑑定~地相と家相を重んじる~

こんにちは!

大阪・京都の伝統風水師 小林蔵道です。

大昔は、神社仏閣にも伝統風水が取り入れられていましたが、日本の伝統文化の薄れと共に、伝統風水を使われる事が減ってきました。

使われていた実例

伝統風水が使われていたのではないか?と感じる例をご紹介します。

伊勢の神宮(伊勢神宮)

伊勢神宮は、日本人の総氏神様である天照大御神がお祀りされている神社。

神宮は、今の地に鎮座する前に、約80年間かけて数十か所の地を巡って、現在の伊勢に辿り着いたとされています。

つまり『天照大御神』をお祀りする『吉地』を探して、数十か所をめぐり現在の地に辿り着いた。

過去に巡ってきた地の事を『元伊勢』と呼び、今でも地域の人に親しまれている。

私自身、全てでは無いが『元伊勢』を数か所参拝した経験があるのだが、神宮に近付くほどに、整った風水環境になっていく。

ちなみに現在の神宮内宮は『生龍図』と呼ばれる地形に位置し、かなり力の強いパワースポットになっている。
更に、外宮は『生龍形』というパワースポットになり、内宮を流れる川の源流近くは『屯軍』と呼ばれる風水パワースポットとなる。

いくつもの吉が重なり合う場所を選んで建立された事が、現代の日本人の幸せに繋がっている。

他にも、風水的な秘密は、沢山あるのだが、今日はここまでにしておく。

高野山 金剛峯寺

弘法大師 空海が建立した『金剛峯寺』

816年に和歌山県伊都郡高野町に建立された。

金剛峯寺に行った事がある人ならわかると思うが、かなり険しい山奥にある。

車も、電車もない時代に、なぜこの地を選んだのか?

空海は遣唐使として、中国に渡り文化を持ち帰っています。
その時の知識を持って、高野山を選んだ事は間違い無いでしょう。

空海に選ばれた高野山の地は『五龍聚會形』と呼ばれる風水吉地で、巒頭風水(地形の風水)で最高の地形ともいわれる吉地です。

さらに、空海と縁の深い神護寺の地形も、高野山と似た地形となります。

その他 寺社仏閣との関り

その他にも、多くの寺社仏閣が風水との関りを見せています。

京都 南禅寺
奈良県 長谷寺
滋賀県 三井寺

挙げれば、キリがありません。

それだけ、風水との関りが強かったはず…。

現代の寺社仏閣と風水

現代の寺社仏閣と風水の関係は、かなり薄いものとなっています。

実際に、神主さんやお坊さんに、本当の伝統風水に詳しい人は、ほとんどいません。

時代の流れによって、近代化したものを取り入れるようになり、経典の中からも風水的な内容が、どんどん消されていきました。(歴史的背景として開国や敗戦があるとされている。)

寺社仏閣が抱える問題

日本全国で、神社が8.5万社、お寺が7.8万社と言われています。

その中で、氏子檀家離れ、葬儀の簡略化、法事等の減少などから、廃寺に追い込まれる寺社仏閣も少なくありません。

https://ishira-fengshui.jp/wp-content/uploads/2022/07/真宗寺院にみる廃寺の現状-鹿児島県-富山県.pdf

時代の流れ…そう言ってしまえば、それで終わってしまう話なのですが、実際には多くの氏子檀家を抱えている神社仏閣も沢山ありますし、観光客が沢山訪れ賑わいを見せる寺社仏閣もあります。

また、御朱印のブームや寺社仏閣巡りが人気であるという一面もあります。

風水師から見た寺社仏閣

最近になって、寺社仏閣から『伝統風水鑑定』のご依頼を頂く事が増えました。

実際に

  • 氏子、檀家の減少
  • 葬儀の激減

が、抱えている大きな問題のようです。

実際に鑑定に伺うと…もともとは整っていた風水環境が、何らかの原因によって崩れてしまった。
という状況がほとんどです。

  • 土地を切り売りして殺が出来た。
  • 維持管理の手間を省く為に、川や池を潰して駐車場にした。

先代から譲り受け、改築した結果、ジワジワと凶が強まり、どうしようも無くなったという事なんです。

他にも、原因はあります。

  • 新しく高速道路や道路が出来た。
  • 近隣の開発が始まった。

という事で、ジワジワ衰退してく事もあります。

地形との関係を考え、自然の摂理に合わせて建てられた寺社仏閣が、周辺環境の変化によって、崩されてしまった事による凶意となります。

また、お問い合わせを頂く、その多くが『もう少し早かったら…』という内容が多いのです。

実際の寺社仏閣伝統風水鑑定

実際に寺社仏閣を伝統風水鑑定するのは、かなりの技術と知識が必要になります。

基本は、一般住宅と同じ考えで良いのですが、寺社仏閣は、人間にとって特別な存在ですから、伝統擇日(日選び)の仕方も少し違いますし、実際に使う風水の技法も少し異なります。

また、方位についても、約300年前の建物で考えると、現代と14度も差があり、現代と合わせるのは、相当困難になります。

ゆえに、一度に風水を改善するのではなく、少しずつ少しずつ計画的に改善していく必要があります。

もちろん、財政難に陥ている事も少なくありませんから、資金繰りを合わせて考えていきます。

【使用する主な技法】

旺公陽宅神断
玄空大卦
玄空六法
乾坤国宝水法
四大訣水法
玄空飛星

などを活用します。

寺社仏閣伝統風水鑑定料金 150万円~/年

以上の理由で、寺社仏閣の風水改善は『知識』『経験』『時間』が、通常の風水鑑定と比べて、かなり多く必要になります。

一般住宅と比べて、工事期間は約三倍掛かりますし、知識や経験も、それ以上に必要になるという事。

また、寺社仏閣には、ほとんどの場合、長い歴史があります。

長い歴史の中で、わかっている事を風水と重ね合わせ、紐解いていく…そうしないと本当の伝統風水鑑定は出来ないのです。

もし、興味がある寺社仏閣経営をされている方がおられましたら、是非お問合せ頂きたいと思います。

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伝統風水師 小林蔵道

 東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。

 京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のためのプログラムを開催。テレビやラジオにも出演。

 実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。

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伝統風水師 小林蔵道

東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。

京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のための和風水プログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
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