風水に流派があるって本当?

2019年12月16日

こんにちは!

大阪・京都の伝統風水師 小林蔵道です。

風水師をしていると流派を聞かれる事があります。
確かに、流派や派閥のようなものが存在するのですが、皆さんのイメージとは少し違うかもしれません。

という事で、簡単に説明しますね。

二大風水の三合派と三元派

二大風水として、三合派風水と三元派風水があります。

簡単に風水流派を表にしました。

この2つの風水に対して、様々な学説が飛び交いましたが、考える基準が違うだけで、三合派と三元派で、どちらが正しいという話ではないからです。

大きく考えると【時間】という概念に対しての考え方が違ったりします。

しかし、どちらが正しいという訳ではなく、用途に応じて、時間への概念を変えていく事が、正しい風水技術の使い方となるでしょう。

三合派の中でも、複数の技術が存在し、三元派にもいくつもの技術が存在します。

三元派の中でも、卦理派と元運派に分かれます。

卦理派が二元八運という時間概念を使うのに対して、元運派は三元九運という時間概念を使います。

各流派を正しく使いこなす

先ほども言いましたが、各流派は、どれが正しく間違っているという考え方をしません。

全ての流派(派閥)に、得意な分野や苦手な分野があります。

例えば【生旺墓水法】という技術は、陰宅(お墓)や陽宅(住居)の両方に使いますが、中古物件の鑑定の時は、あまり使い道がありません。

なぜならば、既設の建物に対して、改善策がありません。

ですので、『火事に縁がある家』という事は、わかっても、それに対しての対応策がないのです。

そして【生旺墓水法】は、土地と建物の向きを決めるのに使います。

旺向陽宅神断の場合、玄空飛星派と合わせて、エクステリアに風水を施すのに使いますし、エクステリアに関しては、些氏水法や龍門八局も合わせて使用します。

ですので、この技術が全て正しい!という訳ではなく、得意な部分を上手く生かして、風水の施術を考えれる風水師が、本当に優秀な風水師だと言えます。

中には、三元派と三合派もわからない風水師がいてるので気を付けましょうね。