【伝統風水】南向きの家の風水は?
こんにちは!
大阪・京都の伝統風水師 小林蔵道です。
マンションにしても、一戸建てにしても『南向き』は、人気物件の条件です。
日当たりは良いし、冬でも良く日が当たるので、人気になる理由は充分に理解できます。
ですので、新築分譲販売業者は、何とか『南向き』に建てようと努力します。
風水的観点で『南向き』はどうなのでしょうか?
南向きの家の風水は?
『なんやねん!それ!』と思われそうですが、八方位『北、北西、西、南西、南、南東、東、北東』の、どの向きが『吉』という事は言われていません。
上記写真をご覧下さい。
1番内側の目盛が『八方位』を示す目盛です。
他の目盛と見比べると、『八方位』の中に、沢山の目盛が含まれています。
これらの目盛を全て重ねてみる事で、本当の『吉凶』の判断が可能になってきます。
という事は
- 南向きの家
- 北向きの家
- 西向きの家
- 東向きの家
だから『吉』だとか『凶』だとか、判断する事は出来ません。
私の経験
セミナー懇親会などで、『私の家の玄関は南を向いていて・・・』と説明される事が良くありますが、私の答えは『そう情報ではわかりません』としかお答えできません(汗)
世の中に、蔓延する『風水』は『南向き玄関には〇〇すると吉』などと安易で間違った情報が蔓延しているので、仕方ありませんが・・・(困)
ですので、大きな枠での『八方位』を気にしても、全く意味がありません。
そんな中で、一般の方にもわかる方位の吉凶を、今日はご紹介致します。
とは言っても、精密に測らないといけませんので、注意して下さいね。
一般の方でもわかる方位の吉凶!
磁石が指す方位で
- 真北を向いている建物。
- 真南を向いている建物。
- 真西を向いている建物。
- 真東を向いている建物。
となります。
もっと厳密にお話すると
例えば、真南を180度とすると、180度を中心に±1.5度の範囲を言います。
専門用語で言うと『亀甲空亡』や『空亡』と呼ぶのですが、『凶事を招くので、使う事が出来ない』とされています。
下記図をご覧下さい。
1.5度という数字は、一般の方に測定するのは難しいと思いますので、上記は±3度で赤線を書いてみました。
建物の向きが、この中に入っている場合は、『亀甲空亡』となりますので『凶事』を免れる事が出来ません。
解決法
残念ながら『空亡』に対しての、解決法はありません。
もし、私のお客様に『亀甲空亡』のお客様が出てきた場合、他の風水技術を徹底的に駆使して、2~3年以内に引越しして頂く様にしています。
事例:京都の空亡通り
とある場所(場所の質問はお答えできません)。
全戸、全てが南向きの180度の15年程前の建売分譲。
造りも玄関が全て南西に位置していました。
この15年で10件中の9件が、離婚経験がある建物という事でした。
そして、最後の1件のお客様が、数年前に鑑定の依頼に来られました。
起きている象意は
- 旦那様の仕事が続かない(倒産、解雇他)
- 借金苦
- 旦那様がうつ状態
- 夫婦仲が、極端に悪い状態。
という感じでした。
私は、方位測定後に『引越しのご予定は?』と聞きましたが、『ない』との事。
事情を説明して『引越しを視野に入れて頂けるなら、鑑定させて頂きます。』と返事をさせて頂いたが、結局そのまま連絡はありませんでした。
その後の事はわかりませんが、売り物件情報に、その物件が入っており、『任意売却』となっていました。
そして、この分譲住宅について、情報を集めると、離婚だけでなく、様々な問題に巻き込まれているお宅が多い事がわかりました。
特に2020年 午年は
人の命運との絡みがありますので、一概に言えませんが、 特に2020年庚午年は、『真北』と『真南』にご注意下さい。
まとめ
10件中9件…凄く極端な例に思えますが、このような物件に出会う事が、良くあります。
私たち伝統風水師は、魔法使いでは、ありませんので、『ダメ』なものは『ダメ』としか言えません。
運気が低迷しているお客様の特徴ですが、風水が悪い物件に、しがみつこうとされます。
周囲の事例を良く確認して、悪い風水と判断された時は、出来るだけ早く引越しする事をお勧めします。
私たち伝統風水師も『ダメ』と言いたくて、言っている訳では無い事をわかって下さいね。
伝統風水師 小林蔵道
東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。
京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のためのプログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。
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プロフィール
伝統風水師 小林蔵道
東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。
京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のための和風水プログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。