風水から見た「袋小路の家を避けるべき理由」と対処法
住宅や店舗、テナントを探す際、間取りや南向きかどうかなどに目を奪われてしまいがちです。
しかし間取りや方位よりも大切なことが袋小路の家や土地です。いわゆる「どんつき」「どん詰まり」に位置する物件とも言えます。
袋小路の物件は車の通りが少ない、人の往来が少なく静かなどの理由で人気になることもありますが、風水的には絶対に避けてほしい物件なんですね。
実際のところ、袋小路にあるお宅から、風水鑑定のご依頼もしばしば頂きます。
この記事では、なぜ袋小路の土地や家が凶となるのか、また袋小路の土地や家の風水的な対処法などをご紹介しましょう。

伝統風水師 小林蔵道
年間300人程度の伝統風水、伝統四柱推命鑑定をこなす。(伝統風水鑑定のご相談はこちら)
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風水で説明する「袋小路の土地・家が大凶な理由」

家やオフィスにとって、周囲の地形や水の流れによる影響(巒頭風水)はとても大きく、袋小路の物件は凶の影響をまともに受けてしまいます。
私のブログや動画でよく登場する大凶風水の【路冲殺】と並ぶほど、袋小路の物件は凶です。
死巷屋という大凶風水で「身動きが取れなくなる」
袋小路の物件は風水的に死巷屋(しこうや)という、悪い影響が強い形です。

ではどうして、死巷屋は悪い形と言われるのでしょう?
風水的には大きな理由が2つあるので、解説しますね。
気が滞留する
袋小路の物件はそもそも人や車の行き来が限られるような、奥まった空間です。このような空間では気が滞留してしまうと、風水では考えます。
通りの突き当たりで風通しが悪い状態をイメージしてもらえれば良いでしょう。もちろん風通しだけの問題ではありません、あくまでも例えです。
気が滞留することで、人は活気を失い、閉塞感や追い詰められた感覚を頂きやすくなります。
結果として、日々の生活や仕事で判断を誤り、本当に身動きが取れない状態になるわけです。
路沖殺の凶意も受けてしまう
物件に向かって正面から道路がまっすぐ向かってくる(刺さるイメージ)形を【路冲殺】と言います。例えば、この写真のような丁字路の突き当たりは典型的な路冲殺です。
袋小路の物件も路冲殺のように、建物に向かって気の流れがまっすぐ向かってきます。そのため気が滞留する死巷屋の影響に加えて、路冲殺の影響も受けてしまうのですね。
袋小路の土地や建物の改善には、現地の風水鑑定が不可欠です。建物はもちろん、土地や周囲の水の流れと地形、川の流れ方なども見なければいけません。袋小路の土地や物件の風水が気になる方は、YouTubeでの無料相談会もぜひ活用してくださいね。
袋小路の土地のメリット・デメリット

開運においては、何事に対してもメリットとデメリットをしっかり考えることがとても大切です。
風水師がダメといったからダメ・・・・・・でなく、風水的に袋小路の物件は凶である理由とともに、メリットも理解して、しっかり結論を出しましょう。
ここでは袋小路のメリットとデメリット、特に不動産としての観点から解説します。
袋小路の土地のメリット
袋小路の土地は風水的にはデメリットだらけですが、不動産として考えると次のようにいくつかメリットがあります。
- 土地価格が比較的安い
- 静かな環境を保ちやすい
- 空き巣やのぞきなど不審者が入りづらい
土地価格が比較的安い
袋小路の物件は使いやすい立地とはいいづらいです。例えば私が長年風水鑑定をしていても、袋小路に位置するお店やテナントというのはあまり見かけません。皆さんの生活圏でも、確認してみてください。
そしてこのような使いづらさのある立地ですから、土地の価格も安くなりがちです。
静かな環境を保ちやすい
袋小路の物件は「行き止まり」に位置することが多いため、車の往来や人の行き来は限られます。入ってくる車はご近所さん、あるいは配送業者くらいかも知れません。
そのため静かな環境を保ちやすい立地です。
空き巣やのぞきなど不審者が入りづらい
空き巣やのぞきのような不審者は、人の行き来や車の往来が少ない、静かな場所を避けます。袋小路になる場所では、外部の人がいるととても目立ちますからね。
袋小路の物件は、防犯面でもメリットがあると言えます。
袋小路の土地のデメリット
袋小路の土地のデメリットを不動産の観点から考えてみましょう。静かな場所で人気なこともありますが、デメリットは意外と多いんですよ。
- 災害時に避難しづらい
- 建築費用が高くなりがち
- 駐車場が使いづらい
- 私道と接することが多くトラブルのもとになる
災害時に避難しづらい
袋小路の土地は「どん詰まり」「行き止まり」にありますから、災害時の避難ルートが制限されることがあります。また万が一火事が起きても、消防車が入りづらく、被害が拡大してしまうこともあるでしょう。
最近よくある道路の陥没が家の近くで起きてしまったら、車も使えません。導線が限られる分、いざというときに困ることがあるんですね。
建築費用が高くなりがち
袋小路の土地に入る道路は狭いことが多いです。そのため建築のための資材を運搬するトラックや重機の進入が難しい立地もあります。
そのため資材置き場を確保したり、工期が延びたりするなど、建築費用が高くなってしまいがちです。
駐車場が使いづらい
土地の前の道路の幅が狭いと、駐車が大変なこともあります。車の切り返しが面倒という状況は、毎日の生活ではかなりおっくうですね。
私道と接しているとトラブルのもとになるかも
袋小路の土地に繋がる道路が私道というケースもあります。引っ越したあと「この道は撃ちの土地だからを使わないで欲しい」となれば、使える道が限られるなどとても面倒なことになりますし、ご近所トラブルにもなりかねません。
土地の周囲の道路が、市道、国道かどうか、チェックが必ず必要です。
袋小路の土地・家の風水的な対処法

袋小路の土地や家に対する対処法には次のものがあります。
- 家と周囲の水の流れの関係を吉格にする
- 無意識に意識が向いている「神棚」の向きを変える
- 玄関から見える水の流れをインテイリアや植物によって変える
これらの対処法の詳細は物件によってすべて異なります。
というのも、物件周辺の山や川の流れ、建物が建てられた時期、建物の向きなどの情報も駆使して対処法を考えないといけません。
つまり専門知識が不可欠なため、風水師への鑑定依頼は絶対に必要です。
私が、風水鑑定は現地に行かないと出来ないと常々言っているのも、こういう理由からなんですね。
袋小路の土地や建物の改善には、現地の風水鑑定が不可欠です。建物はもちろん、土地や周囲の水の流れと地形、川の流れ方なども見なければいけません。袋小路の土地や物件の風水が気になる方は、YouTubeでの無料相談会もぜひ活用してくださいね。
最高の対処法は袋小路の土地を避けることです

袋小路の土地、建物は風水的に絶対避けて欲しいものです。風水の中でも嫌われる形「死巷屋」ですし、路冲殺の影響もまともに受けてしまいます。
風水鑑定すれば大丈夫、というわけではありません。風水に置いて最も重要な考え方は「趨吉避凶(すうきちひきょう)」と言って、「凶を避け続けていれば、勝手に吉に向かう」ということです。
凶となる土地や建物をそもそも選ばないことこそ、最高の対処法と言えます。
本当に手の施しようがない土地や家もありますから、土地や建物を購入する前に、しっかり考えてくださいね。
袋小路の土地や建物のことが気になる方は、袋小路の土地や物件の風水が気になる方は、YouTubeでの無料相談会もぜひ活用してください。
伝統風水師 小林蔵道
東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。
京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のためのプログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。
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プロフィール
伝統風水師 小林蔵道
東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。
京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のための和風水プログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。








