【伝統】『良い人』が不幸になる理由~不徳と口舌に深い関係が~
周囲に気遣いが出来て、周囲を褒める人。
『良い人』に感じませんか?
でも、不幸になっちゃうんです。
その理由は・・・
- 気遣いをするから
- 他人を褒めるから
なのです。
なぜ、気遣いや褒めるをすると、不幸になるのでしょうか?
古典を元に、伝統五術の観点で考えていきましょう。
気遣いとは
気遣いとは、周囲の人の『気(エネルギー)』を乱さないように、自分の『気』をコントロールする人。
もう一つ、深くいうと、自分の『気』をコントロールしてしまう人が『気遣いが出来る人(してしまう人)』
『気遣う』というのは、読んで字の如く、『気を使う人』です。
気遣いで不幸になる理由
『気』というのは、人間が生きる為に必要なエネルギーの一つを指しています。
無意識の内に、人間は『気』をコントロールし、健康状態を保っています。
人間の持つ『気』は、他の人間の『気』と関わる事によって、互いに影響を与え合います。
【事例】
・あの人と同じ時間を過ごすと『疲れる』又は『元気になる』。
・配偶者の不機嫌な顔を見ると、自分も不機嫌になってしまう。
これは『気』の影響であると考えられています。
繰り返しになりますが、『気遣い』とは、相手の気に影響を与えないように、自分の気を使う(コントロール)のです。
会話というのは、お互いの気に対して、波紋を与え合う事ですよね。
その波紋を出来るだけ、与えないような『言葉のチョイス』『相手に合わせた返答』をし続ける訳ですから、エネルギーの消費量は半端ありません。
これだけでは、なぜ気遣いで不幸になるのか?という答えになっていませんか?
『気というのは、人間が生きる為に必要なエネルギーの一つ』
他人と接する度に、大切な気を使い続けるのですから、気が枯渇してきます。
気(エネルギー)が枯渇すると・・・
エネルギーが枯渇すると、人間は判断力が鈍ります。
いわゆる『運気低迷』の状態となる訳です。
細かい話をすると『神・気』という2つのエネルギーが、枯渇すると、人間の判断力は間違えてしまいます。
当然、凶事は、己の判断から生まれる訳ですから、不幸や不運が続いてしまいます。
口舌の災いとは
口舌の災いというのは、発言や行動によって、人間関係のトラブルや、自分、他人を不幸に向かわせる事を言います。
なぜ、『口舌の災い』と他人を褒めるという事が、関係あるのか?
それは、これから説明していきます。
他人を褒めると不幸になる理由
本気で、心の底から『他人を褒める』事で、人は不幸になりません。
思ってもいないのに、お愛想ついでに、他人を褒める行為は、己を不幸にさせます。
常々『褒めて育てる』という行為に、疑問を抱いていましたので、過去に下記のような記事を書いていました。
つまり『褒める』という行為は、相手を一時的に気持ち良くさせるだけの効果で、長い目で見ると悪影響の方が強いのです。
しかも、人生を大きく左右するような事象に対しても、最近は気軽に相手を褒めます。
真に受ける方も、真に受ける方ですが、何の責任も無く他人の人生に影響を与えてしまう行為なのです。
相手の事を、真剣に考えて褒めているならば、まだ良いかもしれませんが、多くの方が相手の為では無く自分のために褒めているのです。
つまり『自分の為に、相手を褒める』という状態に、無意識に陥っている・・・それこそ『不徳』となる訳です。
不徳を積むと・・・
己の為に、他人に対して、不徳を積む。
因果応報で、必ず『口舌の災い』となって、自分の元に返ってくるでしょう。
更に『口舌』というのは、六神論で考えると『食傷星』というエネルギーとなります。
このエネルギーは、社会的地位や信用を落とします。
せっかく積み上げてきた社会的地位を、一瞬で崩しかねない状態となる訳です。
まとめ
『良い人』になりたい気持ちは、すごくよくわかります。
自分にとって、本当の意味での『良い人』が、『どんな人』なのか、一度考えてみると良いかも知れませんね。
私は、伝統風水師として、常々『周囲の人に幸せの和を広げる!』そう思いながら、人と接しています。
私自身が『他人から好かれる』事は、相手の幸せにとって、全く関係のないものです。
だから、自信を持って皆さんにお伝えできる。
もし、私が皆さんを鑑定する機会があり、褒めた時は、本当に心の底から『すごい』と思った時だけです。
厳しい事を言った時も、必ず相手の為になると確信があって、お話します。
本当の意味での『良い人』
周囲に正しく良い影響を与える人!
では、無いでしょうか?
伝統風水師 小林蔵道
東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。
京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のためのプログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。
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プロフィール
伝統風水師 小林蔵道
東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。
京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のための和風水プログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。