【伝統】八卦とは~本命卦、宅卦、八卦占いについて~

2021年4月24日

陰陽に分けられた気(エネルギー)は、四象➡八卦へと発展していきます。

伝説上の話になりますが、『先天八卦』は古代三皇の伏義が、万物自然を象って作ったと言われています。

伏羲は、黄帝・神農などのように古代世界においてさまざまな文化をはじめてつくった存在として語られる。

伝説の中では、伏義が黄河のほとりを歩いている時(紀元前3300年頃)に、黄河の中から龍馬が現れ、その背中に一から十の模様が書かれていて、地球の成り立ち、自然の摂理を読み解いたという話。
龍馬の背中に書かれていた模様の事を『先天八卦図』『河図』『先天伏義図』などと呼ばれています。

その後(紀元前2000年頃)、黄帝の玄孫(やしゃご)の禹が、洛水(黄河の支流)の治水工事を行っていた時に、黄河から神亀(しんき)が現われ、その背中に黒●と白○が描かれており、縦横斜めのどれを数えても十五になる不思議な模様でした。
それを、のちに文王が、天から授けられた吉象として、解読した事が始まりと言われている。

これを『洛書』『後天八卦』『文王八卦』と呼びます。

『易経』の八卦

『陰陽(両義)が四象を生じ、四象は八卦を生ずる。』

と書かれています。

天地万物の生成の象徴とされています。
つまり、八卦は自然の摂理、天地万物を表わす象徴であると考えられるという事になります。

ですので、『易経』には、八卦は全ての吉凶を決める(知る事が出来る)と言われています。

また、八卦は、伝統五術全般に応用され、広い範囲で使われています。
細かな応用の仕方は、各技法によって、異なりますし、専門的な話になってしまいますので、今日はやめておきますね。

八卦分類表

この分類表に合わせて、読み解く事で『趨吉避凶』が実践できるといわれています。

【伝統風水談】
八卦は、森羅万象の力を借りて、魔除けとして使える事でも有名です。
魔除けの八卦については下記をご確認下さい。

個人をみる八卦(本命卦)

本命卦は、生まれ年と性別によって、決定される宿命の事を言います。

宿命といっても、本来はその人の性質をみるのではなく、主に『方位』や『宅卦』(後述します)の影響の受けやすさを確認する為に使用します。

八宅派で使用される事が有名ですが、玄空飛星派でも『部屋割り』などを決めるのに、本命卦は有効であると考えられています。

参考までに、本命卦を表にしました。

生まれた年男性本命卦女性本命卦
 昭和12、21、30、39、48、57、平成3年、12、21、30離(り)乾(けん)
 昭和13、22、31、40、49、58、平成4年、13、22、31艮(ごん)兌(だ)
 昭和14、23、32、41、50、59、平成5年、14、23、32兌(だ)艮(ごん)
 昭和15、24、33、42、51、60、平成6年、15、24、33乾(けん)離(り)
 昭和16、25、34、43、52、61、平成7年、16、25坤(こん)坎(かん)
 昭和17、26、35、44、53、62、平成8年、17、26巽(そん)坤(こん)
 昭和18、27、36、45、54、63、平成9年、18、27震(しん)震(しん)
 昭和19、28、37、46、55、平成元年、10、19、28坤(こん)巽(そん)
 昭和20、29、38、47、56、平成2年、11、20、29坎(かん)艮(ごん)

風水をみる八卦

風水をみる時に、建物の種類を決める時に、八卦に分類する技術があり、それを宅卦と言います。
八宅派や乾坤国宝水法(龍門八局水法)で、使用される事が多いです。

八宅派の中でも、1番簡単な部分を御説明します。

建物は、基本的に『坐』と呼ばれる、背面ラインから直角に出る方位で、八種類に分けます。

画像の方位が『宅卦(宅の八卦)』となります。

【離宅】
157.5度~202.5度
【坤宅】
202.5度~247.5度
【兌宅】
247.5度~292.5度
【乾宅】
292.5度~337.5度
【坎宅】
337.5度~22.5度
【艮宅】
22.5度~67.5度
【震宅】
67.5度~112.5度
【巽宅】
112.5度~157.5度

となります。

八卦占いとは

『八卦占い』って、何ですか?と最初聞かれた時は、『なんのこっちゃ?』と思いましたが、八卦を上卦と下卦で組み合わせて、六十四卦からみる卜述の事。

つまり、『周易』の事だったんですね。

『八卦占い』誰かが命名した言い方なのでしょう。

八卦占いは、確かに的中率の高い卜術です。
ですが、術者と質問者の信頼関係や、影響力が的中率に関わります。

また、自分で自分の事を占い場合は、自分都合の良いように解釈しがちになりますので、注意して下さいね。

まとめ

幅広く活用される八卦。

最初は、難しく感じるかも知れませんが、まぁ知識として知っておいて下さい。