【伝統風水】吉の永続は有り得ない~時間と共に移り変わる~

2021年1月12日

こんにちは!

大阪・京都の伝統風水師 小林蔵道です。

伝統風水鑑定をしていると、たびたび質問される『吉効果の持続』。

結論でいうと、永遠に吉が続く風水は、存在しません。

・ある時を境に、急に災禍が増えた!

という話を聞きますが、風水の行運(時間概念)による場合と、個人の運の流れの場合があります。

今日は、風水的な時間の流れについて、お話します。

巒頭風水の時間概念

少し風水を知っている人にありがちですが『巒頭風水に時間概念は無い!』という方がおられますが、半分正解の半分間違い…。

例えば、反弓殺(川の外側)。

半円を描く川の外側。

これは、巒頭風水で考えると、凶と考えられています。

これは、いつの時代になっても、凶と考えます。

ですが、ある一つの土地を基準に考えた場合は、変化し続けますよね。

『川』は、時間の経過と共に、形を変え、水量を変え続けます。
一定の形で、流れ続ける川が存在しない…ゆえに、巒頭風水であっても、時間の影響を受け、風水は変化し続けるのです。

山も同じですよね。

人間が『山』を切り崩す、自然発生的な土砂崩れ…自然界は刻一刻と変化しています。

自然界の変化と同様に、巒頭風水も変化し続けているのです。

当然、『吉』➡『凶』の可能性もあります。
もちろん『凶』➡『吉』の場合もあります。

玄空飛星派の時間概念

最も頻繁に活用する時間概念かも知れません。

玄空飛星派(フライングスター)で使用する時間概念は三元九運。

20年ごとに9種類の時間が存在すると考えます。

一白水星 2044年2月4日~2064年2月3日
二黒土星 2064年2月4日頃~2084年2月3日頃
三碧木星 2084年2月4日頃~2104年2月3日頃
四緑木星 2104年2月4日頃~2124年2月3日頃
五黄土星 2124年2月4日頃~2144年2月3日頃
六白金星 2144年2月4日頃~2164年2月3日頃
七赤金星 2164年2月3日頃~2184年2月3日頃
八白土星 2004年2月4日~2024年2月3日
九紫火星 2024年2月4日~2044年2月3日

現在は、第八運に該当します。

どんな建物にも、陰の九つ、陽の九つのエネルギーが配置されます。

それら九つのエネルギーの旺衰を、知る事が出来ます。

八白土星の旺星(吉エネルギー):八白土星、九紫火星、一白水星
九紫火星の旺星(吉エネルギー):九紫火星、一白水星
一白水星の旺気(吉エネルギー):一白水星、二黒土星、三碧木星

という形で、『吉』となるエネルギーは、時間と共に変化していくのです。

この自然の摂理に合わせて、私たち伝統風水師は、建物の風水設計をします。
凶作用に対しての改善策も、三元九運に合わせて、考えます。

【風水事例】

五つ星ホテルで、有名なペニンシュラホテル香港。

このホテルに、風水対策がされている事は有名です。
レイモンド・ロー老師は、著書の中で、七運時と八運時に繁栄するとしています。

今後、このホテルが、どのように改善していくかは不明ですが、建物には1番、輝く時期があるという事です。

その他の時間概念

その他にも、技法ごとに、様々な時間概念を活用しています。

龍門八局水法(乾坤國寶):五子運
玄空大卦:二元八運
玄空六法:二元八運(玄空大卦とは違う)
生旺墓水法:干支暦

など技法の特徴に合わせた時間概念を使用します。

旺公陽宅神断にいたっては、建物の風水的寿命は48年で、その後は自然と衰退していくと言われています。

まとめ

当然、長く使える建物を風水設計する事が、伝統風水師の大きな仕事の一つになります。

これら自然の摂理というルールの中で、最適な建物の設計をしていくのです。

一般的に、建物の耐久性から考えて40年~60年と考えるのが良いでしょう。

あまり、欲深く考えると、本当の意味での『吉』物件が造れなくなります。

時代、時代にあわせて、『立て替える計画』や『大改装する計画』が、大切ですね。