【伝統風水】玄関風水の吉と凶~玄関は財運と人間関係~
こんにちは!
大阪・京都の伝統風水師 小林蔵道です。
伝統風水で、重要視する玄関。
『正しい玄関のあり方』
をお伝えしますね。
伝統風水の玄関の役目
伝統風水で『玄関』というと
- 財運
- 人間関係運
を司ると言われています。
【基本的な玄関のあり方】
- 採光がある
- 換気ができる
- 清潔に保つ
特に『清潔に保つ』という部分は、子どもに影響があるとされています。
では、採光、換気が充分で、清潔に保つ事が出来れば、それで良いのでしょうか?
そんな訳ありませんよね。
玄関の外側から、少しづつ説明していきますね。
その壱 圧迫される玄関
玄関が周囲の環境によって圧迫される状態を、明堂圧迫と言います。
上記の記事に、詳しく書きましたが、先にもお伝えしたように『採光』と『通気』を守る事が大切です。
もう一つの例をご紹介します。
![](https://ishira-fengshui.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200517玄関のあり方-1024x835.jpg)
上記の家は、以前に人間関係のもつれによる殺人事件が起きた現場です。
北側に玄関があるのですが、玄関を出て、すぐに大きな大きなマンションがあります。
このように玄関を出てすぐに大きな建物があるのも、明堂圧迫となり人間関係のトラブルを生み出します。
もちろん、それだけが原因ではありません。
青龍、白虎、玄武が空穴になり、住人を守る建物が無いところに、明堂(朱雀)が圧迫されていますので、最悪の状態です。
理気風水(方位)の風水でも、しっかりと原因はありますが、今日は玄関の話なので、また別の機会に・・・。
【風水対策】
八卦鏡などの鏡を設置する。
八卦鏡などの鏡を設置する事で、邪気を跳ね返すとされている。
【伝統風水師のここだけの話】
何件も八卦鏡による化殺(対策)をしている物件と出会いましたが、効果は正直な話、微妙です。
その弐 玄関前に樹木や枯れ木
玄関前に、光を遮るような樹木や、枯れ木があるのを好みません。
樹木がある場合を『樹衝殺』(じゅしょうさつ)
枯れ木がある場合を『堂前枯樹』(どうぜんこじゅ)
電柱がある場合を『柱衝殺』(ちゅうしょうさつ)
と言います。
それぞれに微妙な違いはありますが
- 手術や事故などの禍
- 陰症(心の病)に悩まされる
とされています。
他にも、乾坤国宝水法の大劫殺に分類され、玄関の半分以上を樹木等が覆うと
![](https://ishira-fengshui.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200517玄関のあり方1.jpg)
- 自殺者が出る
- 目に禍がある。
- 方位によっては、精神病
などの象意があるとされています。
【風水対策】
結論から申しますと、伐採するしかありません。
しかし、伐採は動土(土を動かす)と、深い関係がありますし、擇日で木の伐採を忌む日があるので、避けなければいけません。
・擇日で、しっかり日を選んで伐採する。
・土旺用事は避ける!
・戊己都天殺や太歳方位は伐採しない。
その参 狛犬や戌などの置物を置かない!
無闇やたらと、化殺アイテム(置物等)を設置しているのを見かけますが、あまり良くありません。
しっかりと守ってくれる置物にしましょう♪
その四 鏡の置き場所に注意する!
以前もお話させて頂いたように、鏡の置き場所には注意が必要です。
下記の記事をご確認下さい。
その五 サボテンはNG
これも以前お話しましたので、過去記事を上げておきます。
その中でもサボテンは、絶対にNGです。
その六 玄関から入って階段
玄関から入って、すぐに階段のある間取りを、風水では嫌います。
陽気は、下から上へ。
陰気は、上から下へ。
という原則があります。
玄関から入った、陽気が宅内に止まらず、上昇してしまうと言われています。
それは、財(お金や金運)にも、健康運にも、良くないと言われていますので、気をつけましょう。
【風水対策】
階段へ抜けていく『気』を遮るようにしましょう。
衝立やパーテーション、カーテンなどの設置がお勧めです。
その七 同じ面に玄関が2つ!
![](https://ishira-fengshui.jp/wp-content/uploads/2020/05/nisetaijuutaku-1024x683.jpg)
二世帯住宅で、よく見かける構造なのですが、同じ面に玄関が2つ並んでいる建物を『哭門』と言います。
象意として、家族の一致団結に欠けると言われています。
更に、女性権力が強まるとされていて、凶相とされています。
【風水対策】
玄関を一つ塞ぐか、宅内を完全に区切ってしまうか…。
この二つしか対策法はありません。
その八 対面に窓がある!
![](https://ishira-fengshui.jp/wp-content/uploads/2020/05/pht_column_no_08_01.png)
開放感があって、良さそうに感じるのですが、『尖堂殺』と呼ばれています。
これも、階段があるのと同じように、気(エネルギー)が、宅内に留まらずに出てしまいます。
【風水対策】
これも衝立やパーテーションの設置が必須となります。
その九 玄関が樹木に覆われている。
玄関が樹木などの植物に半分以上覆われているのは大凶とされています。
また、この刑殺の特徴は、どんな方位にも関わらずと言われている。
つまり、どんな向きに建てようが、玄関が半分以上樹木に覆われていると大凶になります。
象意として、男女関係なく精神を病み自殺すると古典には書かれている。
![](https://ishira-fengshui.jp/wp-content/uploads/2022/04/img009-1024x910.jpg)
まとめ
いつもお話させて頂いている内容ですが、一つの凶が当てはまるからと言って、恐れる必要はありません。
しかし、いくつもの凶が重なったり、時間(運の流れ)が重なったりする時は、注意が必要になります。
開運で大切な
- 命
- 運
- 風水
この三つを合わせて判断するようにしましょうね。
この三つについて、セミナーを開催していますので、もし興味がございましたらご参加下さい。
![](https://www10.a8.net/0.gif?a8mat=2TC56T+5FA7YY+0K+10YDIP)
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伝統風水師 小林蔵道
東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。
京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のためのプログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。
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プロフィール
![プロフィール写真](https://ishira-fengshui.jp/wp-content/themes/ishira-original/img/profile.jpg)
伝統風水師 小林蔵道
東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。
京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のための和風水プログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。