【伝統風水】山の絵はどこに飾る??~心の安定を司る~
こんにちは!
大阪・京都の風水師 小林蔵道です。
『風水=アイテム』
と世間一般では思われているので、『山の絵はどこに飾ると良いですか?』と良く聞かれます。
今日は『山の絵』という事に限定して、どこに飾ると吉なのか?どこに飾るとどんな意味があるのか?という事をお話ししていきますね。
絵画の風水効果
人間は絵画から視覚を通して、影響を受けると考えられています。
カラーセラピーとは、全く考え方が違いますが、赤い物を見ると熱い(暑い)をイメージさせ、身体的にも血圧や心拍数を上昇させ体温をアップさせる効果があるというのと似ていますね。
伝統風水は、色だけでなく形や質感などからも、影響を与えられていると考えます。
つまり絵画を飾る事で、描かれている風景、物、人、自然、草花などの影響を受けていると考えられる訳です。
当然、飾る絵画、飾る場所によって、良い影響もあれば悪い影響もあります。
また、絵画の影響は『巒頭風水』と『理気風水』で変わります。
理気風水は専門的な知識と経験が必要ですので、今回は巒頭風水(内家巒頭風水)で説明します。
山の絵の効果
山は陰陽で『陰』のエネルギーを持っていると考えられ、風から人間を守ってくれる大切な存在であると考えられています。
ですが、絵画が実際に風を避けてくれる訳ではありませんので、人間が山を見た時に、潜在的に安心感を得ると考えます。
山の絵はどこに飾る?
山の絵を飾るポイントは『坐』と呼ばれる場所に飾る事。
風水で建物には坐向と言って、建物の向きを表す言葉があります。
坐というのは建物の背面の事で、向とは建物の向いている方を表します。
太極(全体)で考えて建物の背面に設置するのも良いですし、小極(部屋)で考えても良いです。
山の絵というのは、陰で静を表しますので、集中力を上げたい時や、健康面を守りたい時に、坐に飾るのが吉と言われています。
つまりリビング(陽)よりも、寝室(陰)に適しています。
部屋単位で考える場合は、入り口(陽)よりも、奥の方(陰)が向いているでしょう。
まとめると…
- 寝室の入り口から遠い場所
- 書斎や勉強部屋の座る位置の背面
が、山の絵を飾るのに一番適しています。
玄関だけ特殊
玄関に山の絵を飾る時だけ、少し考え方が変わります。
玄関は、陽となるので、今までの話の考え方だと、山の絵を飾るのに適していない…という事になりそうですが、そういう訳ではありません。
玄関は、玄関のみで四方に対して、陰陽を配置して考えます。
玄関から入って右を青龍と呼び、陽気とされています。(凶)
玄関から入って左を白虎と呼び、陰気とされています。(吉)
玄関から入って奥を玄武と呼び、陰気とされています。(吉)
玄関から入って扉側を朱雀と呼び、陽気とされています。(凶)
これらの陰陽に合わせて、山の絵を飾ると良いでしょう。
白虎に山の絵を飾ると、女性の運気をアップさせ、蓄財運に良い影響を与えるとされています。
玄武に山の絵を飾ると、家族の和合や健康運に良い影響があると考えられています。
季節に合わせて絵を変えると更に吉!
人間にとって、季節の存在はとても重要です。
四季(風水では五季)の存在があるからこそ、人間は成長する事ができ、健全な状態を保ちやすくなっています。
同じ山の絵でも、春夏秋冬に合わせて、絵画を入れ替えていく事で、別の意味での視覚的影響が受けれるでしょう。
また、視覚的な影響というのは、時間が経つにつれて薄れていくと考えられています。
いつも通る道沿いの建物が、急に無くなっていた時に、どんな建物が建っていたかわからない!という経験をしたことはありませんか?
毎日、毎日、目にする事で、当たり前の風景になってしまい、影響力が弱まるという訳です。
そういう意味でも、春夏秋冬で絵画を入れ替えたいですね。
まとめ
単なるインテリアとして…だけでなく、自分の目的に合わせて『山の絵』を飾ると開運効果がある!という事をご理解いただけたでしょうか?
今回は山の絵だけの話ですが、風景画や抽象画など、描かれている内容によって効果が変わるのが、絵画の風水的価値だと考えています。
日常生活にゆとりを生み出すという意味でも、是非お部屋に山の絵を飾ってみませんか。
伝統風水師 小林蔵道
東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。
京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のためのプログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。
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プロフィール
伝統風水師 小林蔵道
東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。
京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のための和風水プログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。