風水は台風から身を守る
こんにちは!
大阪・京都の伝統風水師 小林蔵道です。
『風水』という言葉の語源を知っていますか?
一般的には中国の偉人 郭璞が残した古典の『葬書』であると言われています。
『気乗風則散、界水則止、古人聚之使不散、行使有止、故謂之風』
(気は風に乗ずれば散じ、水に界てられれば即ち止まる。
古人はこれを聚めて散じささず、 これを行いて止める。)
この文から『風水』という言葉が出来たといわれています。
『葬書』よりも古い書物に著されていたという事実もあるが、今日は簡単な意味での語源ということなので、ここまでにしておきます。
さて、本題に入ります。
風水の風は、台風の風とはどういう意味?
まずは『気』『風』『水』を知ろう!
赤字の部分には『気』の性質と風の性質、水の影響が書かれています。
『気』
気とは何なのか?
万物が持つエネルギーのこと。
風水とは、自然の摂理に則り、『良い気』をどのようにためるか、また循環させるかを考えた技術。
『風』
『風』とは、『気』にとって散じさせられてしまう存在。
万物は、強い風に当たれば当たるほど、朽ちるまでの時間が早まります。
人間も、風に当たり続けると、疲労し、脱水症状を起こし、命が絶えてしまいます。
これは物質も同じで、風に吹き晒される建物は、劣化も早く、物質としてエネルギーを失います。
台風は、風水的に考えると、強烈に気(エネルギー)を散じさせてしまう存在。
一流の風水師の選んだ吉地は、台風だけではなく、あらゆる災害から被害を受けにくい。
『水』
『水』はエネルギーをとどまらせる役割を果たします。
山脈から水と共に流れてくるエネルギーは、川や湖、池と出合うことで、止まります。
『風水』
風水では、 水と界し止まったエネルギーが聚まり、風からの攻撃を受けない土地を探す技術の事をいう。
風というのはエネルギーを散じさせてしまう為、風が当たらない場所を探すことも、風水の目的の一つといえる。
現に、青龍断や白虎断、路冲殺や反弓殺などは、全て風から建物が守れないとされている。
まとめ
吉風水の立地は、台風はもちろん、それ以外の洪水や土砂崩れ、津波などの災害から守ってくれる土地となる。
吉風水の立地の事を『パワースポット』という呼び方をしますが、パワースポットは本当に災害が少ない。
東日本大震災のとき、宮城県松島(屯軍といパワースポット)の津波被害は極めて少なかったと聞いています。
伊勢湾台風のときも、伊勢の神宮 御本殿もほとんど被害が無かったとされています。
古人は『風』というものが、人間にどのように影響を与えるのかを知っていたんですね。
昨今は、科学が自然を凌駕するという考えが横行していますが、伝統風水は人間と自然は共存するべきであると考え、自然の力を上手く利用し、自然の驚異から身を守ってきました。
この共存は、これから先の未来も必要な考え方だろうな~と、台風が来たり、地震が起きたりする度に考えさせられます。
伝統風水師 小林蔵道
東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。
京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のためのプログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。
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プロフィール
伝統風水師 小林蔵道
東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。
京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のための和風水プログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。