【伝統風水】これは迷信~現代は関係ない!~
こんにちは!
大阪・京都の伝統風水師 小林蔵道です。
伝統風水師という仕事をしていると『迷信』と思われるものや、現代には当てはまらないと思う風水術がたくさんあります。
『迷信』は、あくまでも、『迷信』。
『迷信』に惑わされないように、伝統風水師が迷信風水を選別しました!
財布の色は黄色or金色
これはあまりにもお問い合わせが多かったので、個別でも書いていますので、下記の記事もお読み下さい。
そもそも風水に財布の色が○○などという概念はありません。
財布の色は、個人の命運ですからね。
トイレの蓋を閉める!
『夜に爪を切ると、親の死に目に会えない』
『夜、口笛を吹くと蛇が出る!』
というのと、さほど変わりがありません。
昔のトイレは、現代のように水洗ではありませんので、不潔な場所でしたよね。
疫病、悪臭などを防ぐために出来た風習が『トイレの蓋を閉める』。
だからと言って、トイレの蓋を閉めなくても良いって話ではありませんよ。
お行儀でいうと、トイレの蓋は閉めた方が良いですからね。
鬼門に南天
鬼門に関する風水も、最も質問される一つです。
実は、風水に鬼門という概念は存在しません。
ですので、『鬼門に南天を植える』事も、ありませんし、『鬼門に玄関』も、まったく問題がありません。
もちろん『裏鬼門』についても、同じ発想になります。
鬼門の歴史を調べると、すぐにわかる事ですが、そもそも『鬼門』というのは、中国大陸の都市づくりに起源があると言われています。
その情報が間違って、日本に入ってきたと考えられていますので、日本の一般住宅に当て嵌まる訳もなく…。
それが、現代の家相家の中にも、根強く残っているという訳ですね。
玄関や不吉な場所に盛り塩!
風水=盛り塩
そんな風に思われている方も多いのでは?
これもブログ記事にしていますので、ご確認ください。
西に黄色が金運を呼ぶ!
『西に黄色の物を置くと財運が上がる!』
一時、ブームのようになりましたね。
これは『迷信』というよりも、間違いです。
理気風水(方位の風水)で、基本とされる『洛書』
これが、西に黄色の原点となる訳ですが、西に黄色の物を置く事で財運というのとは、少し違います。
上記は、風水の根本にある五行の性質を表した古典図になります。
わかりやすく書き換えると
南東『木』 | 南『火』 | 南西『土』 |
東『木』 | 中央『土』 | 西『金』 |
北東『土』 | 北『水』 | 北西『金』 |
このような気(エネルギー)の配置になる事を表しています。
西をご確認ください。
西=金=金色(黄色)
という安易な発想から出来ています。
確かに、古典の『五行大義』によると、西に金気が巡るとされいますが、金=金色(黄色)という事は、一切言われていません。
どちらかというと金=白金という概念が強いのです。
金気を強めたい気持ちはわかりますが、金気=財運ではありません。
どの方面から確認しても、西に黄色=財運アップという概念に行きつきません。
そして、西に黄色という風水を施術した結果、財運が上がったという話を聞いたことがありません。
という事から『迷信』であると判断しました。
赤やピンクが恋愛運アップ!
伝統風水は『恋愛運』に対して、意識が強い事は間違いありませんが、赤やピンクが恋愛運をアップさせるかというと、それはありません。
赤やピンク=桃花
と考えられたのでしょうが、恋愛運アップ=良い恋愛運と考えると、桃花は、女性の『淫乱』『魅力』が高まるとされています。
ですから、
余計な男性が寄ってくる!
って事と良い恋愛が出来る事は、イコールになりませんよね。
恋愛運アップのために『赤』『ピンク』を身に着けている人は、一日も早くやめた方が良いでしょうね。
まとめ
伝統風水の歴史を遡ると『迷信』や『偽者』との戦いである事がわかります。
ですので、現代に、このような『迷信』や『嘘』『偽り』が出回っても、何らおかしな事ではありません。
情報の多い現代だから…という訳では無く、いつの時代も『正しく情報』を得る力を持っている人が、幸せになるんですね。
伝統風水師 小林蔵道
東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。
京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のためのプログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。
この記事をシェアする
検索
プロフィール
伝統風水師 小林蔵道
東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。
京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のための和風水プログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。