【伝統四柱推命】宿命を変える徳の積み方~積陰徳で宿命は変わる~
こんにちは!
大阪・京都の伝統風水師 小林蔵道です。
『人生を良くする』事をテーマに、ブログやYoutubeを配信していますが、人生を良くする方法の一つに『積陰徳』があります。
『積陰徳』を実行する事で、宿命が変わるほどに『人生が好転』します。
この『積陰徳』の実行の仕方や、考え方についてお話します。
陰徳を積むとこう変わる!
陰徳を積む事で『宿命』が変わるとされています。
例えば
- ビジネスで成功しにくい宿命
- 子どもが出来にくい宿命
- 結婚しにくい宿命
- 老後孤独になりやすい宿命
などの『宿命』が、伝統四柱推命の鑑定をする事で、わかる場合があります。
このような宿命が出てきた時に、何も手立てが無いのであれば、私は伝統風水師という仕事をしていなかったでしょう。
- ビジネスで成功しにくい人が成功を収める。
- 子どもが出来にくい夫婦が子宝を授かる。
- 結婚しにくい人が、相性の良い人と結ばれる
- 老後孤独になりやすい人が、沢山の人に囲まれて過ごす。
という事例は、あとを絶ちません。
このように徳を積む事で『宿命』が変わることを研究した人がいます。
遠了凡(えんりょうはん)が、陰騭録として、自分の息子たちに書き残した中国古典となります。
陰騭録は、少し難しいかも知れません。古典を訳してくれている日本語が古いので・・・。
ただ、様々な例が載っているので、内容は凄く勉強になりますよ。
こちらの方が簡単に解説してくれているので、読みやすいかも知れません。
ただし漢文は載っていないですけど・・・。イエローハットの創業者 鍵山秀三郎氏が推薦しているみたいです!
積陰徳とは
『積陰徳』(せきいんとく)。
現代の日本では、あまり聞かない言葉ですよね。
『陰で徳を積む事』
とされています。
では『徳』って何なのでしょうか?
徳とは
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
哲学,宗教の中心的課題の一つ。倫理的,道徳的善に対する意志の恒常的志向性,ないしは善を実現する恒常的能力をいう。
小難しく書いていますが『良い心を持って良い行い』をする事と考えても良いでしょう。
そして『徳』という言葉に『陰』がついています。
あわせて考えると
『善い心を持って、善い行いを、陰で実践する』
という事になります。
ボランティアに行くことを周囲の人に宣言していくのは、宿命を変える『陰徳』とは言えないということです。
つまり、この『陰徳』というのは、日常生活の中に紛れ込み、無意識の行動による『善行』となります。
風水は宗教ではありませんので、『善い』は、国や時代、環境によって変化しますが、周囲の人に喜ばれる行いである事は変わりません。
もう一つの『陰』の意味として、無意識という意味があります。
無意識に徳が積める環境を作る事が大切なんですよね。
陰徳の積み方
先ほどもお話したように、簡単に説明すると『陰で善行をする』となる訳ですが、それだけで宿命が変わるなら、正直苦労しません。
風水師の仕事が簡単になっちゃいますからね(笑)
いきなり陰徳を積もうとしても、正直な話、難しいでしょう。
私自身がそうでした。
全てが上手くいかない!お金も無い!
そんな時に『徳』を積め!と言われても・・・そんな余裕はありません・・・。
これが、正直な気持ちでした。
こんな状態では『氣』を配る事が出来ません。
『積陰徳』をする為には、『氣』を他人に配れる余裕が必要になります。
本当の徳の積み方①
実は『積陰徳』という言葉は、宿命を変える為の4番目の要素になっています。
一、命を知り
二、運に乗る
三、風水を整え
四、陰徳を積む
命を知り、運に乗ることで、エネルギーの無駄遣いが無くなり、風水を整えることによって、毎日しっかりとエネルギー充電が出来るようになることで、積陰徳を実行する事が出来る!
命運を知るとエネルギーの無駄遣いが無くなる!
命とは
伝統風水師 小林蔵道
命とは、宿命の事を言い、生まれ持った性質や性格、環境、両親などを指す。
命を知るというのは、宿命を自分の中に受け入れる事。
運とは
伝統風水師 小林蔵道
時間の流れが、自分に与える影響の事を言う。
自分に与える影響を理解し、目的に合わせて上手く利用する。
命運をわからずに、生活をしていると、エネルギーに無駄が生じます。
『水』をイメージして下さい。
水の形が変わらないように工夫したり、高い所から低い所に流れる水を、低いところから高いところに流れるように考えたりする事は、無駄です。
自分の性質上で、不得意な事を、得意な人と同じようにこなそうとする作業は、無駄以外に何者でもありません。
自分自身の性質を知る事で、それらの無駄遣いがなくなります。
もちろん時間の流れも、同じ事が言えます。
『学ぶ』という事に向いている時期に、『お金を稼ぐ』という事に、全身全霊を向けるのは、無駄と考えます。
風水を整える!
そして風水を整えるというのは、毎日しっかりとエネルギーが充電できる環境をつくります。
エネルギーの無駄遣いを減らし、次は充電の部分を、毎日100%出来るように工夫する感じです。
エネルギー溢れる環境が整うと・・・
エネルギーが溢れる環境が整うと、自然と『無意識』の徳が積める様になります。
私は、『日本人』の全ての人が『無意識の徳』を持っていると考えています。
日本の伝統文化の中には『無意識の徳』の要素が、たくさん盛り込まれていますし、DNAレベルで、日本人に備わった才能だと感じています。
ここまで来ると『宿命』に対する変化を感じる事が出来るでしょう。
本当の徳の積み方②
そうは言っても、やっぱり伝統風水鑑定や伝統四柱推命鑑定が必要なのか?と思われた方もいるかも知れませんので、伝統鑑定を受けずに、『積陰徳』する方法も合わせてご紹介します。
実は『徳』というのは、全部で五種類あるんです。
『仁』『礼』『信』『義』『智』
この五つの徳の中で、どれが1番得意で、1番苦手かを探し出してください。
『仁』とは
伝統風水師 小林蔵道
孔子の論語で唱えられている『徳』の一つ。
おもいやり。いつくしみ。特に、儒教の根本理念として、自他のへだてをおかず、一切のものに対して、親しみ、いつくしみ、なさけぶかくある、思いやりの心。
『礼』とは
伝統風水師 小林蔵道
孔子の論語で唱えられる『徳』の一つ。
人のふみ行うべき道。社会生活上の定まった形式。制度・文物・儀式・作法等。
論語の中でも、わかりやすく解説してくれている書物。
私は、この論語を何度も何度も読み返しています。
是非、皆様にも読んで頂きたい一冊となります。
『信』とは
伝統風水師 小林蔵道
他人を信じ、己を信ずる心。
『義』とは
伝統風水師 小林蔵道
正しい道。道理にかなったこと。人道に従うこと。
自分を犠牲にし、他のものの助けとなる事。
『智』とは
伝統風水師 小林蔵道
物事をよく知り、わきまえている。 情報をもとに、正しく判断する力。
情報をもとに、他人に対して貢献する力。
とあります。
そして、これらは『五徳』と呼ばれたり、『五常』と呼ばれています。
『五つの常』という事で、日常(無意識下)落とし込みたい五つという意味です。
『常』という事ですので、『良い人生を創る』、『宿命を変える』という事では、苦手でも避ける事が出来ない道となります。
あなたはどれが苦手?
あなた自身が、得意な『五常』もあるでしょうし、苦手な『五常』もあるでしょう。
この中で、苦手なものを実践する事で、五行エネルギーが循環し始めます。
伝統四柱推命鑑定では、どの『徳』が強く、どの徳が弱いのか一目瞭然でわかりますが、鑑定を使わずに判断するとなれば、『客観的視点』というのが、必要になります。
得意な事に関しては、無視しても良いでしょう。
まとめ
下記のことを、忘れないようにしてください。
- 他人に認められる為の『善行』ではない!
- 宿命を変える為に(自分の欲の為に)、積むのではない!
この話をすると、自分の欲の為に、徳を積もうとする人が現れます。
それは、特にはなりません。
『自分は民の為に、減税もしてやった。土地も与えてやった。疫病対策もしてやった。これだけ『徳』を積んだ私に、天は私に何を与えてくれよう』
と荘子に問い掛けました。
荘子は『『欲』の為の、善行は『徳』になりません。天はあなたに何も与えないでしょう。』と答えたそうです。
『宿命』を変える!というのは、一生のテーマになるかも知れないぐらいに、難しい事です。
しかし『積陰徳』で『人生』が変わった実例は山ほどありますので、是非挑戦していきましょう。
https://amzn.to/2vWbLkS
陰騭録:石川梅次郎 中国古典新書
https://amzn.to/2vXIUMU
こどもたちへ 積善と陰徳のすすめ 和語陰隲録意訳 改訂増補版 (日本語)
三浦 尚司 (著)
https://amzn.to/3c34Vul
現代語訳 論語:斉藤孝 ちくま新書
伝統風水師 小林蔵道
東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。
京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のためのプログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。
この記事をシェアする
検索
プロフィール
伝統風水師 小林蔵道
東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。
京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のための和風水プログラムを開催。テレビやラジオにも出演。
実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。