こんにちは!
大阪・京都の伝統風水師 小林蔵道です。

京都に風水専門家として事務所を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のための和風水プログラムやセミナーを開催。 超有名大手企業から中小零細企業に至るまで、幅広い業種・業態の会社まで伝統風水コンサルタント。TVやラジオ出演も。実は20代までは占い嫌いだったが、「本当の風水」を知り、現在は数少ない専業の伝統風水師として全国展開している。
このブログでは、伝統風水や伝統命理術の誤解を一つ一つ解いていきます。
まず始めに【伝統風水】
伝統風水は大きく分けると2種類の風水が存在します。
一つが【巒頭風水】
もう一つが【理気風水】
実際に世の中に出回っている風水は【理気もどき風水】ばかりですが、本来は、理気風水よりも巒頭風水は、人に対しての影響力が強いとされています。
私の実際の経験からも充分に実感する事が出来ます。
そもそも風水とは何なのか?
まずは風水という言葉の語源から探っていきましょう。
風水という言葉の語源は何処から来るのか?
多くの研究者は、西暦276年~324年まで生きた術家:郭璞が記したとされる【葬書】の一節であると考えています。

『経曰。気乗風則散・界水則止。古人聚之使不散・行之使有止・故謂之風水。風水之法・得水為上・蔵風次之』
簡単に意味を考えると
気は風に乗れば則ち散り、水に界せられば則ち止る。古人はこれを聚めて散らせしめず、これを行かせて止るを有らしむ。故にこれを風水と謂う。
要は、エネルギーは風によって散ってしまい、水によって止まる。
古代人は、エネルギーを集め、散じないように工夫した。その方法が風水。
風水の始まりはお墓
墓大夫であった郭璞は、未来栄光に、先祖の供養が出来る吉地を探す方法を葬書に記した。
その方法の一つが、地勢を読み解き、安全な地を見極める事だった。

この時代に始まった風水が巒頭風水と呼ばれる。
山の勢い、川の勢い、風を遮る山の形などから、安全で安心できる吉地を探す技術である。
そして国のための技術へ発展
山の勢い、川の勢い、地形などを読み解き、安全で安心できる吉地を探す技術が応用され、国の警備などに発展していきます。
それが、現在の陽宅(住居)風水への歴史につながります。

そして、龍穴の運気の影響を深く観察し、理気二元論が生まれたとされている。
そして、風水の根底にある『陰陽論』を皆様にご説明させて頂きます。
まとめ
簡単に考えると、約2000年前から続く、自然(海、川、池、湖、時間など)との共存共栄を目的とした知識であり技術です。
それは、現代においても何ら変わる事無く続いています。
自然というと、野山をイメージするかも知れませんが、風水でいう自然とは、都会(人間が作り出したもの)も含めて『自然』と捉えます。
今ある全てのものとの『共存共栄』をはかる為のものが、本当の伝統風水なのです。
良くある質問
風水とは、占いの一種ですか?
『占い』の定義を何にするかだと思います。
中国五術の中で、風水は相術に分類されます。
占いという言葉の語源を考えると、占いは『卜術』に入りますので、風水と占いは全く別のものと考える方が良いでしょうね。