【伝統】土用の丑の日とは?~大凶日だから注意!~

こんにちは!

大阪・京都の伝統風水師 小林蔵道です。

なかなか暑くならない・・・梅雨が明けない・・・いや~な感じですね。

今の季節で暦上最も注目するべきところが【土用の丑の日】

擇日風水(日選び)で考える【土用の丑の日】をご説明致します。

一般的に言われる【土用の丑の日】

一般的なイメージでは、夏バテの防止の為に『うなぎ』を食べる日。
そんなイメージですよね。
一般的な部分に関してはウィキペディアを参照しましょう!

夏の土用の丑の日のことを言うことが多い。夏の土用には丑の日が年に1日か2日(平均1.57日)あり、2日ある場合はそれぞれ一の丑二の丑という。厳密には土用は四季の毎季それぞれに1回ずつあり、土用の丑の日は年に平均6.09日ある。以下、夏の土用の丑の日のことを単に土用の丑の日と呼ぶこととする。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E7%94%A8%E3%81%AE%E4%B8%91%E3%81%AE%E6%97%A5
一般的なイメージでは、夏バテの防止の為に『うなぎ』を食べる日。
そんなイメージですよね。

風水擇日で土用とは何か?

土用とは土旺用事を略した言葉。
土旺用事とは、風水の根底にある『五行論』で『土』のエネルギーが強まる期間の事を言います。

五行論についてはリンクを参照して下さい。

風水的に五行のエネルギーは満遍なくバランスが取れている状態を吉とします。
ですが、時間の流れによって、バランスが整い、崩れるを繰り返しています。

土用の期間はバランスが崩れ『土』のエネルギーが強まり、下記の用事を忌むとされています。

  • エクステリア工事
  • 基礎工事
  • 畑などを耕す
  • 道路工事や地下鉄などの工事
  • 近隣を電車が通る(土地が揺れるため)

畑を耕したり、外溝工事(エクステリア)や電車による地面の振動なども、凶意を呼ぶとされています。

ですが、『土』の強まり過ぎは、それだけでは終わりません。

人間の持つ五行のバランスが崩れてしまう事になります。

つまり『土』が強まる事によって、『水』が弱まる。
象意として

  • 体が重い
  • 体がダルイ
  • 胃の調子が悪い
  • 胃が痛い
  • 頭がスッキリしない
  • 甘いものを欲してしまう!

という事が考えられます。

7月の土用が最凶!

土用が四季に対して、存在する事はお伝えしました。

その中でも、7月(未月)の土用は、『土』が強まり過ぎると言われています。

理屈で言うと下記になります。
五行論で一年は十二に分けられ、それぞれが五行に分類されます。

その中で、土の五行だけが4回あり、その4回は木火金水の五行に分類されます。

1月=丑月(土)
2月=寅月(木)
3月=卯月(木)
4月=辰月(土)
5月=巳月(火)
6月=午月(火)
7月=未月(土)
8月=申月(金)
9月=酉月(金)
10月=戌月(土)
11月=亥月(水)
12月=子月(水)

つまり、丑は水に属し、辰は木に属し、未は火に属し、戌は金に属す土の五行と考えるのです。

ですので、未月の土は火に属していますので、火生土の関係となり、火に強められている土となるのです。

当然、他の土(丑、辰、戌)よりも、強い土となり、多くの人に影響を与えるので、昔から忌み嫌われてきたという事です。

また、未という十二支には、己(土)+丁(火)+乙(木)という十干が隠されていますので、火のエネルギーの強い土のエネルギーと考えれます。

土用の丑の日の由来は?

『土用の丑の日』だけが、注目されるようになったのは、江戸時代まで遡ります。

本草学者、地質学者、蘭学者、医者、殖産事業家、戯作者、浄瑠璃作者、俳人、蘭画家、発明家と博識の高い平賀源内が、うなぎ屋さんのコンサルティングに、五行論を使用したのが始まりと言われています。

当時の本草学者、地質学者、医学者という事ですので、陰陽五行論にも精通していたのでしょう。

強まりすぎた『土』は、『水』を攻撃します。

『水』は、命の源と謂われるほどに、大切な五行ですので、その五行を補う為に『水』の強い食材として、『うなぎ』と考えたのでしょう。

水の五行の意味は

  • 流線型である
  • 水生動物である
  • 黒い(玄)色をしている

とされていますので、『うなぎ』はピッタリ当て嵌まりますよね。

という事で『土用の丑の日にうなぎを食べると吉』としたのでしょうね。

なぜ丑の日だけ??

土用の性質をご理解頂けたら次は『丑の日』を考えます。

なぜ『丑の日』だけを重要視したのでしょうか?

1700年代の暦注。土用の丑の日が広まった時代の暦。

未月の丑の日というのは、十二直(十二建除)という擇日法で、破日(やぶるじつ)とされています。

破日という日は、何をするにも凶日であると考えられていました。

土の強まる土用の中の凶日という事で選ばれたのでしょうね。

この日を擇日風水(日選び)の叢辰法では、月の十二支と日の十二支が冲(衝突)する日とされています。

つまり未月にとって丑日というのは『冲』といって、反発や衝突を表す関係になります。

【伝統風水週間擇日】で、いつも注意を促す『月破大耗』が、まさにこの日となります。

月破大耗は、現代でもかなり信憑性の高い凶日として知られています。

また、私自身も、信憑性の高さを実感する凶日の一つです。

当然ですが、当時の人々も、凶日である事に実感していたでしょう。

また、現代よりも『暦』を正しく使用されていましたので、多くの方が実感する凶日だったんでしょうね。

そして、最大の開運法として知られる『趨吉避凶』を実践されたのでしょうね。

という事で、『未月の土用の丑の日』に『うなぎ』を食べる!という習慣が出来たと考えれます。

まとめ

まとめると、本当は年に4回ある土旺用事。
4回の中で、最もエネルギーバランスが崩れるのが7月(未月)。
これによって、人は体調を崩しやすくなり、事故や病気などの凶作用を受けてしまう。
事故や病気まで行かなくても、体が重いやダルイなどの象意が表れやすくなる。

そして、土用期間中の十二建除の破日は特に凶作用が表れやすく忌み嫌われた。

という事。

しっかりと『趨吉避凶』を実践しましょうね!

改善策

  • しっかりとお風呂に浸かり汗を流す。
  • 水分補給をする
  • 睡眠を充分にとる
  • 忌むと言われている事をしない!(趨吉避凶)

最後に!

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趨吉避凶したいという方は、ぜひご登録、フォローして下さいね。

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伝統風水師 小林蔵道

 東洋の伝統を重んじ、和魂漢才スタイルで人間の幸せを創造。

 京都に風水専門店を構え、年間300件以上の風水、四柱推命鑑定や、目標達成のためのプログラムを開催。テレビやラジオにも出演。

 実は20代まで占い嫌いでしたが、巷で知られているのとは違う「本当の風水」を知り、現在は専業の風水師です。

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